自分次第領域



お世話になります。

学習塾FLAPSの杉山です。




いよいよ、残す所3週間で2014年が終わります。




この一年を通じて、
いったい自分が何を成せて、何が成長して、何が課題かを、
また振り返らなくてはいけないなと思いつつ、残された3週間を思いっきり駆けぬけたい所存でございます。






本日は、高校指導部から成績ビッグニュースをお伝えしたいと思います。







なんと、


今回の期末考査における数Ⅱの結果、





 『100点』 の生徒さんが現れました。









正直、しびれました。





結果もそうですが、結果にいたるまでのプロセスに物語を感じました。


それでは、今回の記録を打ち立てたE君の紹介です








●E君とは・・・



高校2年生の野球に燃えている青年です。



そうです、なんとどの高校においても確実に【ハードな部活ランキング~TOP3~】入る
野球部に所属しながらの結果でした。






・今回の結果はもともと数学が得意でついに100点を叩きだしたのか?



いえ、ごめんなさい。
1の学年末考査では、50点代の結果で進級致しました。

中学では数学が好きか嫌いかは別として、常に80点を越え続けてきた生徒さんかと聞かれれば、答えは「No・・・」でした。

(※ただし高校2年生に進級し、E君の中でカチッと噛み合ってきた感覚はありました)








●では本題です。


E君はなぜこの結果を成せたのか?



それはどんな逆境でも真っすぐに目標を見続けたからに他なりません。



確かに聞きました。1学期の中間考査の後に「100点を取りたい」と。


でも忘れてしまっていてもおかしくない。


多感な時期です。ちょっと何気なく自己弁護して言い訳が出てきてもおかしくない。


んー・・・・言い訳?

E君から正直、一回も聞いたことはありません


むしろ、本当に忙しい中でも「出来ない」でなく「出来る」方法を探してくれていたように思います。








●では部活も順調でイケイケゴーゴーだったのか?



いいえ、この夏、初めて大きな怪我と向き合うE君がいました。


試合・練習に出たくても出られない期間がありました。



怪我のもどかしさは体験した人にしか分かりません。

勝負したいのに勝負できない。でも誰のせいでもない。

仲間の頑張る背中しか見れない。でもぶつけられる場所は無い。

でも弱った顔は仲間に絶対に見せられない。


(ちなみに改めてお話しする機会もあるかもしれませんが、実は私杉山も大学時代にアメフト部に所属し、
その内の1年半弱は膝の怪我でリハビリを強いられる状況にいました。
なのでE君の気持ちは分かりすぎる位よく分かります)






「じゃあその時間は勉強に当てよう!」という発想になる訳がないです。


E君の【大切にしているもの】が確立しているから。



むしろ、もしE君が「怪我したんで、今は勉強で・・・」となっていたら、担任の私が言うのも良くないかとは思いますが、お説教をしていたかもしれません。


「そのもどかしさと向き合いなさい」と。







だからこそ、この結果には大きすぎる位の価値がある。


部活を通じて自分と向き合い、勉強からも逃げなかった姿勢からの成果です。



ミスの一切無い、完璧な解答。

それが、100なのです。




99点との大きく深い海峡を越えたのです。









●杉山の妄想


やがて十数年後にH君が家庭を持ち父親になった時に


10数年後のE君「パパもね、部活を言い訳せずに闘った。勉強から逃げなかったよ。
うまくいかない事もあったけど、数学のテストで100点をとってみせたんだよ。」


と言ったりして子供に勇気付けたりするのかなー

と妄想しながらワクワクしました。










さぁ、胸をはって2015年を迎えましょう。

いよいよ高校2年生諸君。受験の年だ。


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