ご報告&私にとっての『高校とは』
お世話になります。
高校指導部の杉山です。
進学・進級から、はや1年の4分の1が過ぎ、夏も目前ですね。
暑い・涼しいが繰り返される季節の変わり目に伴う体調不良に、どうかお気を付けください。
本日は私、杉山からご報告があります。
在校生徒・保護者様には以前からお知らせをさせていただいきましたが、
この度、6月30日をもちまして、FLAPSを退職させていただくことになりました。
皆さまからのご理解を頂けましたこと、保護者様より頂きましたあたたかいお言葉、心より感謝申し上げます。
また卒業生の皆さんが駆けつけ、メッセージをくれたこと、本当にうれしく思います。
FLAPS高校指導部が開校して4年の月日が経ち、200名以上の生徒さんと保護者の皆さまにFLAPSと関わり、支えて頂いた事に、改めて感謝申し上げます。
最後の挨拶になりますので感謝を多くお伝えしたいのですが、
最後なので赤裸々に日々感じていたことをつづります。
(長文にはなってしまいます・・・)
高校指導部が立ち上がってから、教え子達や私自身にも言い聞かせてきたことがあります。
それは、【高校時代】という重要性です。
高校指導部では度々、
『高校とはポテンシャルを超えた努力だけの世界』
をスローガンに掲げさせていただきました。
生徒さんたち、今一度よく考えてみてください。
●私も含めて中3くらいの時には、義務教育の中でついた【偏差値の差】によって、
「この子にはちょっと敵わない・・・」
「この子には勉強では負けない!」
といったように、気づけば勝手に自分の立ち位置みたいなものって決めていませんでしたか?
私自身は気付いた時には、もうなんとなく決まっていたように感じます。
●では、高校では?
入学当初は同等の偏差値をもった仲間が集まっていました。
そう、変な【差】を感じる必要なんてはじめは無かった。
でも1年後や卒業時の【差】は中3時のソレと比べていかがですか?
・・・同じではないですか?
知らない間に自分の位置って決めちゃっていませんか?
「あの子はできる子だ」とか、「あの子には負けない!」とか。
スタートはほぼ同じだったんですよ。
では違いは何によるものでしょうか?
●それは努力です。
【努力】が【結果】を連れてきて、
【結果】が良くも悪くもあなたのアイデンティティを更に導く。
それが高校です。
それは決して中3の時の『三平方の定理』が原因ではありません。
総じて、「ニガテだったな・・・」と感じてしまうのは最後の記憶、、、
つまり高校の時に学んだsinθcosθtanθであり、Σ(シグマ)であり、微分積分なのではないでしょうか?
アイデンティティが作られるのは、自分自身へのキャラ設定。
「やればできた!」のか「やっても厳しかった…」のか「フタをしたのか」。
★もちろん、勉強が全てなんて微塵も思ってはいません。
むしろ部活・友達とのお祭り騒ぎ・恋愛などの推奨派といっても過言ではありません。
それは、親子関係・友人関係・部活・恋愛・学校行事・趣味・音楽・アルバイト・空想妄想、etc…
が、大人になるアナタの【価値観】を形成するのに大きく影響を与えるからです。
しかし現代(狩猟の時代でもなく、戦国の時代でもないこの平成の世)
において、高校というフィールドでの評価基準は学力が主であるのは事実。
【価値観】の話ではなく、『できるorできない』の自分自身への深層心理におけるジャッジは、
高校時代の影響が大きいと感じます。
●だからこそ、二兎も三兎も追うべきなのです。
「学校行事・部活、精一杯応援しています!
恋愛相談、どんとこい。
友人関係の悩みは一緒に乗り越えよう。
でもちゃんと勉強を通じて自信をつけよう。
出来ない理由が見当たらない。
甘さを理由には絶対に逃がさんよ。」
そんなことをちゃんと生徒に言い続けられる大人がいるのがFLAPSで在りたい。
講師が生徒の可能性をみるから、努力だけの世界で活躍できる生徒に育てたい。
教え子たちが少しでも、
「FLAPSにいたらなんか自信がもてるようになってきた。」
「やりたいことが見つかった。」
「わりと今の自分・・・イケてるじゃん!」
そんな実感を得られる塾を目指して、共に成長してきました。
◆いろいろ書き連ねましたが、
端的に言うと
「高校時代って大事です!」
という事です。
それは思っている以上に・・・です。
そんな大事な時期のお子様を任せていただけたこと、深くお礼申し上げます。
また、あらためて卒業生たちと話しながら私自身感じたのは、
もちろん私は先生だから先生をしていたのですが、
実際は教え子たちが「先生」と呼んでくれたから「先生」だったんだ。
ということでした。
生徒の皆さんにも本当に心から感謝いたします。
いっぱい豊かな気持ちにさせていただきました。
なお、7月からは私に代わって伊藤遊矢(いとう ゆうや)先生が
理系科目を担当致します。
若いですが情熱と創造力、分析力のある最高の講師です。
教え子たちと伊藤先生の新たなドラマがまっています。
どうぞよろしくお願い致します。
それでは、今まで本当にありがとうございました!
FLAPSはいつでも生徒さんの可能性にアプローチします!
~FLAPS always approaches the students' future!~