【進路】私大文系を目指す高2生がこの夏やるべき2つのこと

「そろそろ受験勉強始めた方がいいんだろうけど、何をしたらいいのかわからない!」
そんな高2生必見☆
もちろん勉強をすることも重要ですが、その前に知っておくべきことがあるって知ってますか?
このブログでは、私大文系を目指す高2生がこの夏休みの間にやっておくべきことをご紹介します。

★★★ このブログのポイント ★★★

>>私大文系を目指す高2生が夏にやるべきは情報収集<<

① 同じ大学でも学部・学科によって受験科目・出題傾向が違う
受験科目と過去問チェックで、これから取るべき対策を練る

★★★★★★★★★★★★★★★★★★


「よし受験勉強をしよう!」 まずは何をしますか?
いきなり机に向かって教科書を開いたアナタ!
その気持ちは素晴らしいですが、ちょっと待ってくださいね。何事も下準備が重要です。
受験勉強はやみくもに勉強すればいいものではありません。
ゴールは志望校合格であり、それには志望校の合格最低点を取れるようになればいいのです。
つまり「どうやったら志望校の合格最低点が取れるようになるか」を知ることが受験勉強のスタートです。
そしてこれを知ることが、受験勉強ですべき下準備なのです。

では、私大文系を目指す高2生がすべき2つの下準備とは何でしょうか?
それは
①受験科目を調べる
②出題傾向を知る
この2つです。


>ポイント①< 受験する学校や方式によって対策法が大きく変わる

まず、志望する大学・学部・学科・受験方式によって、受験科目が異なります。
青山学院大学文学部を例にとって見てみましょう。
青山学院大学は、主に3つの受験方法がありますが、同じ学部でも、学科・受験方法によって受験科目が異なるのが、以下の表でわかります。


例えば、日本文学科【個別学部入試(A方式)】では社会が必要ですが、個別学部入試(B方式)】では社会を使わずに受験ができます。
一方、フランス文学科【個別学部日程(B方式)】では、国語・社会ではなく論述が課されています【全学部日程】では、文学部受験では課されにくい政治経済や数学での受験が可能となっています。

◎ 受験科目だけじゃない!?問題の出題形式も要チェック!

異なるのは、受験科目だけではありません。出題傾向も異なります。
例えば、早稲田大学で見てみましょう。商学部の場合、英語は【マーク式+記述式】で出題されます。一方、社会科学部では【マーク式のみ】での出題です。法学部となると、【マーク式+英問英答による英作文】が課されます。
このことを高3生の夏に知ったとしたら…。最悪の場合対策が間に合わず、泣く泣く受験を諦める…なんてことにもなりかねません。特に英語は伸びるのに時間がかかる科目なので、高3生からでは間に合わないこともあります。


>ポイント②< 具体的な調べ方

各大学の入学試験要項を取り寄せてもいいのですが、11月以降に公開される大学も少なくありません(ホームページにしか掲載しない大学もあります)
そこでおすすめなのが『大学受験パスナビ』https://passnavi.evidus.com/)です。
自分が志望する学部系統に合わせて、入試科目を調べることができます。

◎ 入試科目の調べ方!

実際に検索してみましょう!まずは『大学受験パスナビ』を開いて下さい。
手順は①【(一般入試)入試科目】を指定して②【都道府県・学部系統】を絞るだけです。
パスナビは開けましたか?

[ + ]条件を1つ追加の枠内にある【(一般入試)入試科目】を押します。すると、一般入試 科目検索という欄が出てきます。

②この欄の【国公立】【私立独自入試】【私立センター試験利用】から選びます。私大のみを検索する場合は、【私立独自入試】を選択してください。
※【個別試験教科(複数選択可)】を押すと、自分が受験したい科目を選択して検索できます。

【都道府県】【学部系統】を選択して【検索結果を表示する】を押します。

これで、志望学部ある大学の受験科目が一覧で出てきます。気になる大学をクリックすると、科目詳細や点数配分を見ることができます。特に国語や社会は、科目詳細が大学・学部・学科によって異なるので必ず確認しましょう

◎受験科目がわかったら、問題を見てみよう!

自分が受験したい大学を絞ったら、あとは過去問を確認します。
高校の進路指導室にある赤本を使うもよし。パスナビの無料会員登録で過去問を見るもよし。
自分がこれから何に力を入れて勉強すべきなのかを把握しましょう。
問題分析が苦手な人は、赤本の「傾向と分析」を読み込みましょう


>まとめ< 私大文系を目指す高2の夏は、情報収集!

つまり、この夏に私大文系志望の高2生がやるべきことは次の2つだけなんです。
①受験科目を調べる
②過去問を見て、(特に英語の)出題傾向を知っておく
これだけです。

たった2つのことですが、これをすることで受験合格への最短ゴールがわかります。
「私大文系は英語が命!」と言われがちですが、人によっては国語や社会に手を付ける必要があることもあるかもしれませんね。
「受験科目の調べ方がわからない」「過去問の見方がわからない」「どんなペースで勉強したらいいのかわからない」という人は、まずは相談してみてくださいね☆ 


部活やバイト、友達との遊びがいっぱいの充実した夏休みにわくわくしているかもしれませんね。
来年はきっと受験一色ですから、大いに満喫してください!
今年の夏は、「絶対にやっておくべき2つのこと」だけやって、受験に備えましょう!


★講師紹介:田所侑依(タドコロユイ)のプロフィール★
「なりたい大人」になる手助けをする、英・国講師
第1志望高校に合格するも、高校最初の中間テストでクラス・ビリ2位を記録。その後、茶髪にピアスという「高校生デビュー」を果たす。「このままではだめかも・・・」と気づき、高2の秋、大学受験勉強を始める。偏差値を42から69に上げ、早稲田大学教育学部英語英文学科に現役合格。今までに出会った自分の恩師である「塾の先生」を志す。大学1年生から塾講師を始め、それまで「英語嫌い」の平均点以下だった子どもたちを80点以上・クラストップに押し上げ、「英語が得意!」に変えていく。持前の包容力と面倒見の良さで、子ども達からの信頼を得ている。使命は「子どもがなりたい大人になるために頑張れる」ようにすること。

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