読書感想文の書き方

今回は、夏休みの課題で進め方が分からず後回しにしてしまう事が多い
「読書感想文の書き方」
について解説します!

読書感想文のイラスト(女の子) 読書感想文を書く男の子のイラスト

多くの子どもたちが読書感想文に悩む理由は
「何を書いていいのかわからない!」
「何から書き始めたらいいのかわからない!」
といった書き方によるものが多いと言われています。


この悩みを解消する読書感想文の書き方のポイントは次の3つです。

  1. 書き出し:本を選んだ理由
  2. 本文:5W1Hを意識する
  3. 締めくくり:その本を読んでこれからどうしたいか

それぞれ詳しく見ていきましょう。



①書き出しは本を選んだ理由を使ってみよう!


読書感想文を書くためには、まず本選びから始めますよね。
そのため、読書感想文も「なぜその本を選んだのか」からスタートすると良いです。

その時に

  • なぜその本を選んだのか
  • どんなところに興味を持ってその本を選んだのか
を考えてみましょう。


「あらすじの内容が面白そうだったから」などただ「面白い」だけでなく、何について「面白そう!」だと感じたのかを、掘り下げてみましょう。

例えば、ハリーポッターであれば「様々な敵に立ち向かうハリーがどのように敵と戦うのかが面白そうだと感じた」のように、具体的に書くことがポイントです。


また、その本を選ぶきっかけには、

  • 以前から興味・関心を持っていた
  • 友人や身の回りの人から勧められた
  • 最近話題になっている
  • 昔から有名な本である
などがあるでしょう。これらと一緒に書き出しを書くと、伝わりやすい書き出しを書くことができます。


(例)
私は読書感想文を書くにあたって、『ハリーポッター』を選びました。これは、私の母や姉に勧められたことがきっかけです。『ハリーポッター』は、魔法使いの少年ハリーが仲間とともに様々な敵に立ち向かう物語です。私は、ハリーがどのように敵と戦うのかというところに興味を持ちました。



②5W1Hに意識してみよう!


読書感想文を書き進めるにあたって、どのようなことを書けばよいのか、悩みますよね。そこで意識するべきポイントは、5W1Hです。

5W1Hとは、
  • When (いつ)
  • Where (どこで)
  • Who (だれが)
  • What (何を)
  • Why (なぜ)
  • How (どうやって、どのように)
のことです。


ただ文章を考えるより、
「だれがいつ何をしたのか」
「なぜそれをしたのか」
「どうやってしたのか」
といった5W1Hを意識することによって、文章が書きやすくなります。


自分が読んだ本の内容に応じて、5W1Hの中から

  • 自分が書きやすいもの
  • 読んでわかりやすかったもの
を使ってみてください!



(例)
『ハリーポッター』を読んで、私が感動したところは3つあります。1つ目は、ハリーが初めて自分の魔法の力に気が付いた瞬間です。ハリーは、偶然訪れた動物園でヘビが話しかけてきたことに気が付きました。外に出たがっているヘビを魔法の力で助けたハリーは、自分がヘビと話すことができること、魔法を使えるのではないかということに気が付きました。この瞬間を読んで、もしも自分であったら、このような事実を信じることができず、ヘビの声を無視してしまっていたと思います。ハリーの素直さや心の優しさを見習いたいと感じました。



③締めくくりはこれからにつながるように書いてみよう!


ここまで、書き出しと内容部分の書き方を見てきました。最後に、締めくくりの書き方を解説していきます。

締めくくりの内容は「まとめ」にあたる、読書感想文の中でも大事な部分となります。

ただ読んで「面白かった。」「感動した。」と書くのではなく、

「この本を読んで自分はこれから〇〇をしたいと思った。」

「この内容に興味を持ったので同じテーマの本を読みたいと思った。」

など、

  • 読書感想文の本を読んで、自分が変わったこと
  • 読書感想文の本を読んで、これからどのように生かしていくか
について書くと、周りと差のつくかっこいい文章になります!!



まとめ:書くポイントを明らかにして、周りと差のつく読書感想文を早めに書きあげよう!

このように、読書感想文には書くためのコツが存在しています。

多くの高校生にとって、「読書感想文」は非常にハードルが高い存在ですが、実際は、自分の思いを伝える「表現力」を身につけることができます。

表現力は、今後の大学入試において必要になる能力です。

この機会に読書感想文を攻略して、将来のための能力を磨きつつ、勉強も遊びも充実した夏休みにしましょう!


もし「読書感想文を書くのが難しいな…」と感じた時は、ぜひフラップスの自習室を活用してみてくださいね!



またフラップスでは夏期講習も実施しています。

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自分の苦手分野の克服、得意科目のさらなる向上、夏休みの宿題の解決などそれぞれの目標や目的に対して夏期講習を利用してチャレンジしていきましょう!!

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