>合格速報<AO入試対策は「自己分析」と「目的の明確化」が重要!

フラップス高校指導部にて、近年人気急上昇中の産業能率大学のキャリア接続入試合格者が出ました!!
志望校が確定するまで長い道のりだった彼女が、見事第一志望大学に合格できたのは、繰り返しの練習・添削にありました。
今回は、AO入試の合格対策の秘訣を解説します。

2019年9月10日、フラップス高校指導部で2人目となる、2020年度大学入試AO入試合格者が出ました!

産業能率大学
経営学部経営学科

キャリア接続入試
★☆★ 合格 ★☆★

夕方にフラップスに飛び込んできたKさんは、満面の笑みで「合格した!」と報告に来てくれました。


進学校に通うKさんは、第一志望大学を決めるのにとても時間がかかりました。
「偏差値の高い大学を目指した方がいいのでは?」
と、何度も迷ったKさんだからこそ、今回第一志望大学の合格を掴めたと私たちは感じています。

そこで今回は、AO入試対策第2段・Kさんに学ぶ「後悔しないAO入試・推薦入試のために考えるべきこと」を解説します!

この記事のポイント
  1. AO入試や推薦入試が増えている理由
  2. 社会人として通用する目的意識・主体性を身につける入試
  3. KさんのAO対策は「目的意識の明確化」
  4. まとめ:AO・推薦は自分自身を向き合うチャンス

前回ブログ「>合格速報<今年初のAO合格者!AO入試はいつから対策を始めれば間に合う?」でもお伝えしたように、現在AO入試や推薦入試は注目を集めています。


実際に、AO入試・推薦入試を利用して大学進学する人は全体の40%以上を占めています。



東京大学や早稲田大学といった難関大学でもAO入試の導入は進んでおり、これからはますますAO入試・推薦入試を視野に入れた大学受験が進むと予想されます。

ではなぜ、AO入試や推薦入試が増えてきているのでしょうか。



AO入試や推薦入試が増えている理由

比較している人のイラスト(女性)
AO入試や推薦入試が増えている背景には「学生の質・能力の向上」があります。

それまで大学といえば高等教育機関でしたが、今や高校生のうちの半数が大学に進学しており、今まで以上に大学に対して門戸が開かれています。

そのため、「就職に有利になるから」「みんな大学進学するから」と言った理由で大学進学を決める学生も少なくありません。

しかし大学は高校までとは異なり、
  • 何のために学ぶのか
  • 何を学ぶのか
と言った学びに対する主体性が重んじられます。


学びへの主体性=社会人基礎力

学びへの主体性のないまま大学進学へすると、大学進学後に
  • 何をすればいいかわからない
  • なぜ大学に通うのかがわからない
といった虚無感に苛まれてしまう人も少なくありません。

すると、大学に通う意義を見出せずに大学中退という道を選んでしまう、ということもあります。

実際、大学生の8人に1人は大学を中退しているというデータも存在するようです。

もちろん主体性のないまま学びを進めていき無事に大学を卒業することができる人もいるでしょう。しかしこの場合、社会人として通用するのは難しいでしょう。

いわゆる「指示待ち人間」となってしまいがちだからです。

指示されたことばかりで仕事がつまらなくなり、入社から3年経たずして離職する「3年内離職率」が問題になっているのも、こうした大学生の教育背景にあるように感じられます。


社会人として通用する目的意識・主体性を身につける入試

とはいえ、目的意識を明確にしたり、主体性を持って物事に取り組む力を高校生活の中で培うことは簡単ではありません。

そこで、AO入試や推薦入試を活用して目的意識や主体性を養ってほしいというのが大学の意図でもあるでしょう。


AO入試・推薦入試を受けるメリット

実際にAO入試や推薦入試には、大学側にも学生側にもメリットがあります。
  • なぜ大学に進学するのかという目的意識が明確になる
  • 志望理由書やエントリシート作成を通して自己分析することができる
  • 小論文や面接、プレゼンテーションを通して発信力が身に付く

大学での学びでは、目的意識やそれを明確にするための自己分析、またレポート作成や論文執筆で必要となる発信力が欠かせません。

フラップスでも、推薦入試のために小論文対策を積んだ卒業生は「受験で小論文を書いていたから、大学のレポートがスラスラ書ける!」と話してくれました。

また、前回のブログでもお伝えした通り、大学四年間は将来の職業選択に繋がる大切な時間です。

だからこそ、私たちフラップスは偏差値だけではなく、
  • 自分が将来どうなりたいのか
  • そのためには大学で何をすべきなのか
という目的意識を持って大学に進学して欲しいと考えています。

そしてこれこそが、AO入試・推薦入試合格に欠かせない対策なのです。

ガッツポーズのイラスト(スーツ)



KさんのAO入試対策は「目的意識の明確化」

はじめにもお伝えした通り、Kさんは第一志望決定まで非常に悩んでいました。

産業能率大学に興味を持ち出したのは高校2年生からですが、進学校に通っていたこともあり「もっと偏差値が高い大学に進学した方がいいのでは」という悩みが尽きなかったようです。


  • 産業能率大学にAO入試で受験するか
  • 偏差値の高い難関大学を一般入試で受験するか

このような悩みを抱える高校生・受験生は少なくないでしょう。

もちろん、大学を選ぶ際に偏差値は一つの判断基準となります。
企業によっては就職活動の際に未だ学歴フィルターが存在することもあります。

ですが、大学四年間は人生において非常に重要な期間です。

だからこそ私たちは偏差値にこだわりすぎることなく、

  • 自分が将来どうなりたいのか
  • そのためにはどのような能力や経験が必要なのか
  • そのためには大学でどのような学びをしなければならないか
  • その大学が自分の欲求を満たしてくれるのか
をしっかりと調べて、考えてほしいと思っています。


様々な大学を比較検討の上、第一志望大学を決定!

Kさんも、産業能率大学以外にもいわゆる難関大学にも興味を持っていました。

そこでAO入試対策の一環として、大学調べをするようにアドバイスをしました。

実際に何をしたかというと、パンフレットを読み込んだり、夏休みの期間を使ってオープンキャンパスに参加したりして、自分がやりたいことができるかどうかを調べてもらいました。

また、調べて満足とならないように、

  • 調べてわかったことをアウトプットする
  • それについて自分の意見を考える
ことをしてもらいました。


各大学の共通点や相違点をまとめながら考えた結果、「学習内容に特色のある産業能率大学に行きたい!」という結論に至りました。

そこから、KさんのAO入試(キャリア接続入試)の対策が本格的に始まりました。


産業能率大学キャリア接続入試の対策方法

産業能率大学AO入試の一つである「キャリア接続入試」は、その対策に非常に時間がかかる入試です。

試験方法は、

  • 自己記述書などによる書類審査
  • プレゼンテーション
  • 面接
です。

そこでKさんのAO入試対策として
  • 自己記述書の添削
  • プレゼンテーションで使うパワーポイントの添削
  • プレゼンテーション練習
  • 面接練習
を行いました。

産業能率大学の自己記述書は書くべき内容が非常に多く、全7つの項目を書き上げていきます。
  • 志望理由
  • 大学進学の目的
  • 事前課題について
など、書く内容も簡単に書けるものではありません。
何度も自己分析を重ねて書き終えた自己記述書は約5000字にもなりました。

また出願時には、試験当日に行うプレゼンテーションで利用するパワーポイントを提出しなければなりません。

高校生にとってプレゼンテーションやパワーポイントを使ったプレゼン作成は経験がないことがほとんどです。

そこで見やすいパワーポイントの作成方法を指導した上で、
  • 自分が伝えたいポイントは何か
  • 自分の作ったスライドを相手(試験管)はどう見るか
客観的にアドバイスしました。

このようなAO入試対策を進めていく中で、Kさんもどんどんと自己分析が進み、自分が将来どうなりたいのか、そのために大学では何をしなければならないのかが明確になっていきました。

そして、合格発表の日。
彼女は無事に合格を果たし、夢への第一歩を踏み出しました。





まとめ:AO・推薦は自分自身を向き合うチャンス

早期に進学先が決まることもあり、AO入試・推薦入試は非常に人気があります。しかしその対策には、大変な時間と労力がかかります。

見方を変えれば、勉強だけすれば良い一般受験の方が「楽」なのかもしれません。

しかし、今までの人生で「自分で考えた進路決定」をしてこなかった人ほど、AO入試や推薦入試にチャレンジしてほしいと思います。

自分がどうなりたいのか
そのためには何をしなければならないのか

将来必要なこれらの考えを、AO入試・推薦入試を使って培っていきましょう!


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