【大学一般入試】受験校の決め方②~受験スケジュールが合否を分ける~
このブログでは、「大学一般受験の受験校の決め方②」をお伝えしていきます。
先日のブログでは、「受験校決定に必要な情報」についてお伝えしていきました。
様々な情報の中でも、かなりの重要度を占める「受験日程」は、どうやって決めたらいいのでしょうか?
>>受験校決定には「自分の傾向」と「日程」を要チェック<<
① チャレンジ校・中堅校・滑り止め校を知ろう!
先日のブログ『【大学一般入試】受験校の決め方①~併願校決定には情報量がカギ~』では、受験校を決めるためには
① 受験校を3パターンに分ける
② 必要な情報を集める
ことが大切ですよ、とお伝えしました。
(まだ読んでいない人は、まずはこちらを読んでみてくださいね★)
② 必要な情報を集める の中に、「日程」があったかと思います。
大学受験に関する日程には「出願締切日・試験日・合格発表日・手続き締切日」の4種類がありますが、これらの日程を見ていく中で、注意するべき点が存在しています。
ここでは、実際の受験だけでなくお金にも関係してくる部分なので、受験する前に正しく理解をしておいてほしい部分でもあります。
そこでこのブログでは、受験校を決めるポイント②~日程編~についてお伝えしていきます!
もちろん、試験日が被っている場合はどちらの大学しか受験できません。
ですが、試験日が2月1日・2日・3日のように、連日であれば受験すること自体は可能ですよね。
ただし、「連日試験日」は可能な限り避けることをおすすめしています。
というのも、入試は本当に知力・体力を消耗します。
慣れない満員電車に乗って、慣れない場所に行き、試験を受ける。これだけで十分に疲れてしまいます。
連日試験を受け、実力を発揮し続けるということは至難の業とも言えます。
なので、2連日までを限度にして受験日を設定していきます。
(なかには試験日選択制の大学もありますので、こういった制度を上手く活用しましょう!)
各大学の入学試験を受験するには出願する必要があるのですが、この出願には締切日が設けられています。
出願締切日は、
「センター試験前に出願しなければならない試験」
「センター試験後でも出願できる試験」
に分かれています。
出願締切を上手く使う方法の1つが「センター利用入試」です。
一般的にセンター利用入試は、センター試験前に出願しなければならない大学がほとんとです。
ただし、なかにはセンター試験受験後にセンター利用入試に出願できる大学が存在しています。
この場合、センター試験の自己採点をして、合格ラインに達していそうな場合に出願することができます。万が一、センター試験がうまくいかず合格ラインに達していない場合には出願せずに済みますので、受験料の負担を減らすことができます。
出願締切を上手く使う方法のもう1つが「私大個別試験」です。
多くの私立大学では、「センター利用入試」と「個別試験」が用意されています。
個別試験の方が合格最低点が低く、募集定員も多く設定されているので、合格しやすい反面、実際に大学まで行き受験しなければならないという日程的な問題や労力的負担、また、受験料がセンター利用入試よりも高くなっているという金銭的負担があります。
そのため、滑り止め校などは「個別試験を受けず、センター利用入試で合格したい!」という受験生も少なくないと思います。
FLAPSの受験指導でもこういった場面は少なくないのですが、このような場合に「出願締切日」に着目します。
例えば…
センター試験前に、A大学のセンター利用入試を出願しておく
↓
センター試験を受け、自己採点する
↓
センター試験後の自己採点の結果、
「センター利用入試に合格していなさそう…」
→A大学の個別試験に出願・受験する
「センター利用入試に合格していそう!」
→A大学の個別試験に出願・受験しない or 別の大学の個別試験に出願・受験する
このような使い方をすることで、より合格率を上げることができます。
特に、受験したい大学の個別試験の日程がかぶってしまってる場合、この方法を上手く利用することで、受験する大学の幅を広げるチャンスにもなります。
特に保護者様にとって重要になるのは「手続き締切日」だと思います。
受験に無事合格したら、所定期日までに入学金を収めて入学手続きをしなければなりません。(手続きをしないと、合格取消となります。)
1校だけの受験であれば、合格発表後そのまま入学手続きをすれば問題ありませんが、多くの受験生が2校以上の受験をすると思います。
この場合、できるだけ多くの大学の合格発表を見てから入学手続きができるようなスケジューリングをする必要があります。
もちろん、大学の志望度も関係することなのでスケジュールだけでは決められないものでもありますが、受験スケジュールを組むときにはこの点にも注意する必要があることを頭の片隅に入れておいてくださいね。
受験校決定は、受験勉強とは違った労力を要します。
ただ、受験校の選び方を間違えてしまうと、非効率的な受験になってしまったり、自分の実力がきれいに発揮できない場合もあります。
なので、自分一人で考えるのではなく、保護者の方や学校の先生、予備校・塾の先生に相談しながら決めていってくださいね!
先日のブログでは、「受験校決定に必要な情報」についてお伝えしていきました。
様々な情報の中でも、かなりの重要度を占める「受験日程」は、どうやって決めたらいいのでしょうか?
★★★ このブログのポイント ★★★
>>受験校決定には「自分の傾向」と「日程」を要チェック<<
① チャレンジ校・中堅校・滑り止め校を知ろう!
② 受験予定校の受験科目などの情報を集めよう!
③ スケジュールは、試験日だけが重要じゃない! ←今回ココ
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
先日のブログ『【大学一般入試】受験校の決め方①~併願校決定には情報量がカギ~』では、受験校を決めるためには
① 受験校を3パターンに分ける
② 必要な情報を集める
ことが大切ですよ、とお伝えしました。
(まだ読んでいない人は、まずはこちらを読んでみてくださいね★)
② 必要な情報を集める の中に、「日程」があったかと思います。
大学受験に関する日程には「出願締切日・試験日・合格発表日・手続き締切日」の4種類がありますが、これらの日程を見ていく中で、注意するべき点が存在しています。
ここでは、実際の受験だけでなくお金にも関係してくる部分なので、受験する前に正しく理解をしておいてほしい部分でもあります。
そこでこのブログでは、受験校を決めるポイント②~日程編~についてお伝えしていきます!
>ポイント①< 試験日は連日を避ける
毎年受験生と受験スケジュールを確認していくときに起こる問題があります。
それは
「受験したい大学(学部学科)の試験日が、別の大学と被っている!」
という問題です。(毎年頭を悩ませる問題でもあります…)
「試験日が被っている!」とまではいかなくても、「試験日が連日になってしまう!」ことは本当によく起こります。(特に2月の初旬~中旬にかけて)
それは
「受験したい大学(学部学科)の試験日が、別の大学と被っている!」
という問題です。(毎年頭を悩ませる問題でもあります…)
「試験日が被っている!」とまではいかなくても、「試験日が連日になってしまう!」ことは本当によく起こります。(特に2月の初旬~中旬にかけて)
もちろん、試験日が被っている場合はどちらの大学しか受験できません。
ですが、試験日が2月1日・2日・3日のように、連日であれば受験すること自体は可能ですよね。
ただし、「連日試験日」は可能な限り避けることをおすすめしています。
というのも、入試は本当に知力・体力を消耗します。
慣れない満員電車に乗って、慣れない場所に行き、試験を受ける。これだけで十分に疲れてしまいます。
連日試験を受け、実力を発揮し続けるということは至難の業とも言えます。
なので、2連日までを限度にして受験日を設定していきます。
(なかには試験日選択制の大学もありますので、こういった制度を上手く活用しましょう!)
>ポイント②< 出願締切日を上手く利用する
出願締切日は、
「センター試験前に出願しなければならない試験」
「センター試験後でも出願できる試験」
に分かれています。
出願締切を上手く使う方法の1つが「センター利用入試」です。
一般的にセンター利用入試は、センター試験前に出願しなければならない大学がほとんとです。
ただし、なかにはセンター試験受験後にセンター利用入試に出願できる大学が存在しています。
この場合、センター試験の自己採点をして、合格ラインに達していそうな場合に出願することができます。万が一、センター試験がうまくいかず合格ラインに達していない場合には出願せずに済みますので、受験料の負担を減らすことができます。
出願締切を上手く使う方法のもう1つが「私大個別試験」です。
多くの私立大学では、「センター利用入試」と「個別試験」が用意されています。
個別試験の方が合格最低点が低く、募集定員も多く設定されているので、合格しやすい反面、実際に大学まで行き受験しなければならないという日程的な問題や労力的負担、また、受験料がセンター利用入試よりも高くなっているという金銭的負担があります。
そのため、滑り止め校などは「個別試験を受けず、センター利用入試で合格したい!」という受験生も少なくないと思います。
FLAPSの受験指導でもこういった場面は少なくないのですが、このような場合に「出願締切日」に着目します。
例えば…
センター試験前に、A大学のセンター利用入試を出願しておく
↓
センター試験を受け、自己採点する
↓
センター試験後の自己採点の結果、
「センター利用入試に合格していなさそう…」
→A大学の個別試験に出願・受験する
「センター利用入試に合格していそう!」
→A大学の個別試験に出願・受験しない or 別の大学の個別試験に出願・受験する
このような使い方をすることで、より合格率を上げることができます。
特に、受験したい大学の個別試験の日程がかぶってしまってる場合、この方法を上手く利用することで、受験する大学の幅を広げるチャンスにもなります。
>ポイント③< 合格発表日と手続き締切日が重なるように日程を組む
注目すべき日程は、実は試験日や出願締切日だけではありません。特に保護者様にとって重要になるのは「手続き締切日」だと思います。
受験に無事合格したら、所定期日までに入学金を収めて入学手続きをしなければなりません。(手続きをしないと、合格取消となります。)
1校だけの受験であれば、合格発表後そのまま入学手続きをすれば問題ありませんが、多くの受験生が2校以上の受験をすると思います。
この場合、できるだけ多くの大学の合格発表を見てから入学手続きができるようなスケジューリングをする必要があります。
例えば、第一志望のA大学と滑り止めのB大学の2校を受験した場合、
A大学の合格発表が2/20 手続き締切日が2/25
B大学の合格発表が2/10 手続き締切日が2/15
というスケジュールの場合、入学金を多く払うことになります。
A大学の合格発表が2/20 手続き締切日が2/25
B大学の合格発表が2/10 手続き締切日が2/15
というスケジュールの場合、入学金を多く払うことになります。
時系列にまとめると、以下のようになります。
2/10 B大学 合格発表
2/15 B大学 手続き締切
2/20 A大学 合格発表
2/25 A大学 手続き締切
2/10 B大学 合格発表
2/15 B大学 手続き締切
2/20 A大学 合格発表
2/25 A大学 手続き締切
B大学に合格した場合、2/15までに入学手続きをしなければ入学できません。
しかし、A大学の合格発表は2/20。
合格したらA大学に行きたい!でも結果が分からないし、浪人はできない…。
↓
↓ この場合どうする?
↓
A大学が不合格だった場合に備えて、A大学の合格発表を待たずにB大学の入学手続きを行う必要があります。
この後晴れてA大学に合格し、入学するのであれば、A大学にも入学金を払うことになります。
つまり、2校分の入学金(およそ60万円ほど)が必要になります。
しかし、A大学の合格発表は2/20。
合格したらA大学に行きたい!でも結果が分からないし、浪人はできない…。
↓
↓ この場合どうする?
↓
A大学が不合格だった場合に備えて、A大学の合格発表を待たずにB大学の入学手続きを行う必要があります。
この後晴れてA大学に合格し、入学するのであれば、A大学にも入学金を払うことになります。
つまり、2校分の入学金(およそ60万円ほど)が必要になります。
このような場合、A大学・B大学のほかにC大学を入れることで上のような事態を避けることができます。
A大学の合格発表が2/20 手続き締切日が2/25
B大学の合格発表が2/10 手続き締切日が2/15
C大学の合格発表が2/12 手続き締切日が2/22
B大学の合格発表が2/10 手続き締切日が2/15
C大学の合格発表が2/12 手続き締切日が2/22
このスケジュールでいけば、C大学に合格することでA大学の合格発表を見てから最終的な判断をすることができます。
もちろん、大学の志望度も関係することなのでスケジュールだけでは決められないものでもありますが、受験スケジュールを組むときにはこの点にも注意する必要があることを頭の片隅に入れておいてくださいね。
>まとめ< 実力を発揮するのに、日程は大事な要素!
前回に引き続き、受験校を決めるポイントについてお伝えしていきました。受験校決定は、受験勉強とは違った労力を要します。
ただ、受験校の選び方を間違えてしまうと、非効率的な受験になってしまったり、自分の実力がきれいに発揮できない場合もあります。
なので、自分一人で考えるのではなく、保護者の方や学校の先生、予備校・塾の先生に相談しながら決めていってくださいね!